籃胎漆器とは?

・材料

福岡県久留米市、耳納山の真竹のみを使用しております。


今では輸入品がほとんどになる中で、当店の品は地元 福岡県筑後(耳納連山)の吟味された真竹のみを使用しております。
切り取る時期を選ぶ必要がありますので、年のうち11月から12月に切り取った真竹を使います。
竹の節を使うと竹籠に凹凸が出来るので、基本的に節は使いません。節を切って保管します。節と節の長さは24cmから50cmあります。

・製造工程

【真竹割り】


真竹の節を切り落とし、一定の幅に割ります。
竹の内外の皮をはぎ、中心部より同じ厚みの竹ひごを作ります。

【籃編み】


用途に応じた方法により、種々の形に編んでいきます。
茶櫃・茶筒等の場合は、外籠を輪にして編みます。

【地造り】


竹籠をいろいろな形に仕上げていく作業。
外側の部分が仕上がり、ここで原型が完成します。
目の粗い籠のすき間と縁には、木屎(こくそ)を使って仕上げます。

【さび埋め(下地)】


編み上がった竹籠の目地は錆(さび)を馬の尾毛ブラシですり込むように埋めていきます。
この作業により竹と竹のすき間を完全になくして滑らかな下地に仕上げます。

【漆塗り】


一寸のすき間もない竹籠に天然漆または油性漆塗料やポリウレタンが何回もの塗られ、強度を持つ漆器になっていきます。

【研ぎ出し】


竹籠の凹凸を幾度も研いでいきます。
どんな色合いと仕上がりにしたいのかによって、塗りや研ぎ出しの方法を変えて漆器表面の模様を出します。

【研石による研ぎ出し】

一目ずつ、丹念に籠目をひろいながら研いでいきます。
さらに朴炭や鹿角粉で巧妙に研磨され、研ぎ出しが終わった後は淡透漆を塗るか摺り漆をし完成。

福岡県・筑後地方の名高い職人気質に守られた日本古来の伝統が息づく籃胎漆器

『伝統の茶』色に仕上げる場合


黒→朱3度→濃溜→黄褐→溜→淡透 の順に塗り研ぎ出して仕上げます。